はじめに
PostgreSQLをインストール後、コマンドプロンプトを使用した基本的な操作方法をまとめました。
まだインストールが住んでいない方は、以下の手順でインストールしてください。
公式サイトから最新のインストーラーをダウンロード
インストール時の注意点
- サービスとしてインストールする設定をON にする(デフォルトはON)
- データディレクトリの場所を変更しない(デフォルトの
C:\Program Files\PostgreSQL\17\data
を使用) - スーパーユーザー(postgres)のパスワードを設定する
アクセスする際に使用しますので必ず控えておいてください。 - ポート 5432 を使用する(他のアプリが使用していないか確認)
この記事でわかること
コマンドプロンプトを使用した基本的なPostgreSQLの操作方法
PostgreSQLのクライアントツール(psql)に接続
コマンドプロンプトからログインします。
[インストールしたPostgreのVer]はインストールしたバージョンの数字に差し替えてください。
※2025/3/9現在
例:”C:\Program Files\PostgreSQL\17\bin\psql.exe” -U postgres
“C:\Program Files\PostgreSQL\[インストールしたPostgreのVer]\bin\psql.exe” -U postgres
入力すると、パスワードを求められます。

失敗したら、再度ログインのコマンドを入力してください。

以下のように表示されたらログイン成功です。

データベース作成
データベースを作成します。
今回は”testdatabase”という名前のデータテーブルを作成します。
CREATE DATABASE testdatabase;
データテーブルの一覧を表示させ、作成したデータベースを確認します。
\l
“testdatabase”の作成に成功しました。

特定のデータベースに接続
“testdatabase”に接続してみます。
データベースに接続すると、プロンプトに表示されるデータベース名が変更されます。
\c testdatabase;

接続できると、psqlプロンプトが
postgres=#
から
testdatabase=#
に変わります。

特定のデータベースに直接接続する場合
-d
オプションを使用すると、最初から指定したデータベースに接続できます。
“C:\Program Files\PostgreSQL\17\bin\psql.exe” -U postgres -d testdatabase
指定したデータベースに接続できました。

データベースにテーブルを作成
データベースにテーブルを作成します。
今回は”users”というテーブルを作成します。
CREATE TABLE users (
id SERIAL PRIMARY KEY, — 自動で連番を振る主キー
name VARCHAR(100) NOT NULL, — 名前(100文字以内)
age INT CHECK (age >= 0), — 年齢(0以上のみ許可)
email VARCHAR(255) UNIQUE — メールアドレス(重複不可)
);
作成後、テーブルを見てみましょう。
\d users

テーブルusersにデータを挿入
テーブルにデータを挿入します。
INSERT INTO users (name, age, email) VALUES (‘Alice’, 30, ‘alice@example.com’);
INSERT INTO users (name, age, email) VALUES (‘Bob’, 25, ‘bob@example.com’);
挿入したデータを確認してみます。
SELECT * FROM users;

データの更新(UPDATE)
テーブルusersのデータを更新してみます。
Alice(id = 1)の年齢(age)を25から31に修正します。
UPDATE users SET age = 31 WHERE id = 1;
Aliceのageが31に更新されました。

データの削除(DELETE)
データを削除してみます。
Bob(id = 2)が退職したとします。
DELETE FROM users WHERE id = 2;
Bob(id = 2)のデータを削除することができました。

その他のコマンド
psql を終了する
\q
ヘルプを表示する
\h
データベース内のテーブル一覧を表示する
\dt
コメント