空のデータテーブルの作り方【Power Automate Desktop】

IT関連

はじめに

Power Automate Desktop(以下PAD)とは、Microsoft社のRPAツールです。
単調な定常業務を”自動化”することで、業務効率の向上や人件費、工数の削減することができます。
また、ノーコードでフローを構築できる、Microsoft製品とのシナジーがあるといったメリットがあります。

この記事でわかること

空のデータテーブルの作り方

1.”新しいデータテーブルを作成する”アクションを使う

まず最初に、オーソドックスなデータテーブルの作り方です。
“新しいデータテーブルを作成する”アクションを使います。

好きなカラム名を指定して、データテーブルを作成できます。

出力結果は以下の通りです。

この手順では、0レコードのデータテーブル(空のデータテーブル)は作成できません。
1レコード目を削除する必要があります。

不要な1レコード目(Index[0])を削除します。

出力結果は以下の通りです。

以上の手順で空のデータテーブルを作成することができました。

しかし、2つアクションが必要であること
そして何より

「新しいデータテーブルを作成して(1つ目のアクション)、
行を削除している(2つ目のアクション)
….???」

となりかねません。
できれば1アクションで作成したいものです。

ここで、本記事のメインである「1アクションで作成する方法」をご紹介したいと思います。

2.”変数の設定”アクションを使う

“変数の設定”アクションを使うことで空のデータテーブルを作成できます。

%{ ^[‘日付’, ‘商品名’, ‘個数’] }%

出力結果は以下の通りです。

以上の手順で空のデータテーブルを作成することができました。
こちの手順だと、1.”新しいデータテーブルを作成する”の手順とは異なり、
1つのアクションで作成ができます。
また、”新しく作成”⇒”削除”という流れではないので、可読性も良いです。

応用編

あらかじめ作成したリストを用いてデータテーブルを作成することもできます。

まず、カラムに使用したいリストを作成します。

“変数の設定”アクションを用いて以下のように設定します。
“データテーブル列をリストに取得”など、リスト型であれば設定方法は問いません。

%{ ^List }%

出力結果は以下の通りです。

こちらの手順でも同様に空のデータテーブルを作成することができます。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の業務効率化に少しでも役立ちましたら幸いです。
今後も、有益なノウハウや情報を発信してまいりますので、ぜひご期待ください!


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