“キーの送信”アクションの使い方【Power Automate Desktop】

IT関連

はじめに

Power Automate Desktop(以下PAD)とは、Microsoft社のRPAツールです。
単調な定常業務を”自動化”することで、業務効率の向上や人件費、工数の削減することができます。
また、ノーコードでフローを構築できる、Microsoft製品とのシナジーがあるといったメリットがあります。

この記事でわかること

“キーの送信”アクションで送信したいキーの設定方法

基本的なキーの指定方法

送信したいキーは波括弧{}でくくって指定します。

{}の後ろに括弧()があっても、意味としては同じです。

“A”キーを押したい場合

{A}
{A}()

小文字(今回の例では”a”)だとうまく動作しないことがあります。

“Enter”キーを押したい場合

{Return}
{Return}()

論理名と物理名が異なるキーが多々あります。
対応表は以下を参照してください。

キーを連続で押したい場合

例えば、Excelでフィルタを設定する場合以下の順番でキーを押すことで設定できます。
 「Alt」→「A」→「T」

PADの物理名だと、以下のようになります。

{Alt}{A}{T}

Excelのショートカットでは以下の設定でも実行可能ですが、PADのアップデートで変更される場合がありますので、前述の設定を推奨します。

{Alt}AT
{Alt}at

複数キーを同時押ししたい場合

2つのキーを押下

括弧の中に押したいキーを入れます。

{LControlKey}({V})

括弧の中に入れないと意味が変わってしまいますので、注意してください!
 例:{LControlKey}(){V}

3つのキーを押下

押したいキー(今回は”{Shift}()”)の括弧の中に押したいキーの入れます。

{Shift}({LControlKey}({V}))

応用

これまでの説明を組み合わせてみます。
以下のように並べることで(ぱっと見)複雑なキーの送信ができます。

{LControlKey}({C}){Shift}({LControlKey}({V}))

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の業務効率化に少しでも役立ちましたら幸いです。
今後も、有益なノウハウや情報を発信してまいりますので、ぜひご期待ください!

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