はじめに
ご覧いただきありがとうございます。今回はVSCodeで複数のpythonを管理する人に向けて、デフォルトではない方(「pip install 〇〇」で入らないほう)のpipを操作する方法をご紹介しようと思います。
※イメージ
バージョン | 対応するライブラリ | |
python X | pip X | ←こいつがデフォルトならY、Zに対しては「pip install」を使えない |
python Y | pip Y | |
python Z | pip Z |
背景
私は諸事情により最新のpython3.12(デフォルトはこっち)と3.7の二つを管理したいのです。しかし、前述のとおり、python各バージョンにはそれぞれ対応したpipがあるため、python3.12に対しては「pip install 〇〇」でインストールできません。
そんなこんなで困っていました。
A.どのpython(のバージョン)に対してなのか指定する必要がある
バージョンの確認
まず、現在インストールされているバージョンの確認をします。
・現在インストールされているpythonのバージョンを確認
py -0p
出力結果
インストールされているpythonのバージョン、パスを確認することができます。
今回は「3.7」と「C:\Users\”YourUserName”\AppData\Local\Programs\Python\Python37\python.exe」であることを確認できました。
※「”YourUserName”」の箇所は変更してください
pip listの確認
次にデフォルトではない方のリストを確認してみましょう
以下のコマンドを打ってみます。
※↓「3.7」、「”YourUserName”」の部分は変更してください。
どちらも同じ意味です。
py -3.7 -m pip list
C:\Users\"YourUserName"\AppData\Local\Programs\Python\Python37\python.exe -m pip list
出力結果
「pip list」(V:3.12)の結果と異なることがわかります。
↓「pip list」の出力結果
pip installしてみる
実際にpipにinstallしてみます。
今回は「python-dateutil」をインストールしてみます。特に深い意味はありません。
↓を実行してみます。
py -3.7 -m pip install python-dateutil
インストール前
インストール後
無事「python-dateutil」のインストールに成功しました。
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