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夜行性爬虫類にとって紫外線は必要であるか?

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爬虫類にとって紫外線は重要不可欠な要素です。紫外線は、彼らの健康状態や生活習慣に多くの影響を与えます。これらの動物は、主にカルシウム代謝や生理活動の調整に紫外線を活用しており、その欠如は重篤な健康問題を引き起こす可能性があります。

本記事では、爬虫類が紫外線をどのように利用しているか、そして欠如した場合に何が起こるかについて詳しく説明します。

昼行性と夜行性の爬虫類の重要性の違い

昼行性のフトアゴヒゲトカゲ、モニターにとって紫外線が重要であることは広く知られていますが、夜行性の爬虫類に関して紫外線が語られる事は少ないです。昼行性と夜行性とで紫外線の重要性は異なるのでしょうか?

結論:重要性は異なる

昼行性

昼行性の爬虫類は、自然界で主に昼間に活動します。彼らは太陽光を浴びる事で、紫外線を十分に受け取る傾向があります。

紫外線は、カルシウムの吸収と代謝に重要であり、骨の健康を維持するのに不可欠です。そのため、昼行性の爬虫類にとっては十分な紫外線を受け取る必要があります。

夜行性

夜行性の爬虫類は、主に夜間に活動し、昼間は隠れている傾向があります。彼らは自然界で直接太陽光を浴びる機会が限られているため、紫外線を直接的に受け取る事は少ないです。

ただし、いくつかの夜行性の爬虫類は夜間でも少量の紫外線を受け取ることがあります。人工的な紫外線蛍光灯やUVBランプを使用して、夜行性の爬虫類に必要な紫外線を補充することが一般的です。

要するに、昼行性の爬虫類は自然な状況で比較的容易に紫外線を得る傾向がある一方、夜行性の爬虫類は補助的な手段が必要となることがあります。

昼行性の爬虫類と夜行性の爬虫類とで紫外線の重要性が異なることがわかりました。
自然下の夜行性の爬虫類はどのようにして紫外線を摂取しているのでしょうか?

自然下の夜行性の爬虫類

夜行性の爬虫類は、野生で主に日没後の夜間に活動するため、昼間に長くせつ太陽の紫外線を浴びる事は稀です。

しかし、夜間でも一部の夜行性の爬虫類は、月明かりや星の光、そして地上から放出される微弱な紫外線を利用して、必要な紫外線を摂取することがあります。

月明かりや星の光に含まれる紫外線は、日中の太陽光よりもはるかに弱いですが、夜行性の動物はこれを利用して紫外線を得ることができます。彼らはこれらの微弱な光源から十分な紫外線を取り入れて、カルシウムの代謝や整理機能を適切に維持することが可能です。

ただし、人工的な環境や飼育下では、紫外線を提供するためにUVBランプや特定の照明が使われることが一般的です。これにより、夜行性の爬虫類が必要な紫外線を適切に摂取することが保証されます。

爬虫類が一切紫外線を浴びないとどうなるのか?

夜行性の爬虫類が日中は木の中や影で過ごす一因として考えられるのは、昼間は太陽光や強い光を避けるためです。
夜行性の爬虫類は感覚機能や生理機能が夜行性に適応されており、昼間の明るい環境で過ごす事はストレスや不快感を引き起こす可能性があります。
しかし、紫外線を一切浴びないと以下の問題が発生する可能性があります。

  1. ビタミンD不足
    爬虫類は太陽光を浴びることでビタミンDを体内で生成することができます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける作用があるため、カルシウムだけあってもビタミンDがないことによりカルシウム不足が引き起こされます。
  2. カルシウム不足
    紫外線は、カルシウムの代謝と吸収に重要な役割を果たします。紫外線が不足すると、カルシウムの吸収が阻害され、骨の健康に悪影響を与える可能性があります。
  3. 骨格の問題
    カルシウム不足により、骨の発育や強化が適切に行われず、骨格の異常や骨軟化症といった問題が起こる可能性があります。
  4. 免疫機能の低下
    紫外線は、免疫機能にも影響を与えます。紫外線不足が免疫機能を低下させ、感染症に対する抵抗力が弱まる可能性があります。
  5. 生理活動の調整
    紫外線は生理活動の調整にも関与し、代謝や行動パターンに影響を与えます。不足するとこれらの機能が正常に作動しづらくなる可能性があります。

紫外線vsビタミン剤

紫外線が必要な主な理由とロジックは、紫外線を浴びる事で体内でビタミンDを生成することができ、ビタミンDが生成できないとカルシウムを吸収することができない。ということがわかりました。

では、太陽光による紫外線と市販されているビタミン剤に違いはあるのでしょうか?

  1. ビタミンD吸収の最適化
    紫外線によるビタミンDの生成は、体内で最適なビタミンD吸収を可能にします。ただし、ビタミンDをエサから直接摂取する場合、体内での吸収効率が紫外線生成よりも低くなる可能性があります。
  2. 全ての栄養素のバランス
    紫外線はビタミンDだけでなく、カルシウムの代謝や他の栄養素の代謝にも影響を与えます。自然な状態での生態系のバランスを再現するためには、紫外線の提供が重要です。
  3. 自然な生態系の模倣
    紫外線は自然界で爬虫類が通常摂取する重要な要素であり、これを模倣する事は、飼育動物の健康を維持するために重要です。
    (自然下で行われていることが本来の最適解、飼育下での再現には無理がある。)

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あとがき

記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。本記事では爬虫類にとって紫外線が果たす役割について掘り下げてみました。爬虫類の健康や生理学的なバランスに必要不可欠な紫外線の働きへの理解の一助となれば幸いです。

爬虫類の飼育や健康において、適切な知識と栄養のバランスが重要であることにご理解いただき、読者様の幸せで健康な爬虫類ライフを祈っております。
質問や疑問点等ありましたらご気軽にコメントください。
ご愛読ありがとうございました!

#爬虫類


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